sipenの日記

居酒屋で勤務していて、いろいろ感じる。そんな三十路近い一般社員の気持ち、考えを書いた日記

久しぶりの定食屋で・・・

今の居酒屋の職場に勤務してからは

賄いをいただけるので

外でご飯を食べることも少なくなりました。

 

学生の頃はバイトが終わると、

腹減ったーと

近くの定食屋さんでご飯を食べたものです。

 

週に4,5日くらいで

その定食屋さんに行っては

同じ定食を飽きずに食べていました。

 

そこは誰もが知っている大手の

定食屋さんで都会にもあったので

忙しいお店でした。

 

僕はいつも食べる定食の中に

出し巻きがあるのですが

それをマヨネーズにつけて

食べたいので、オーダーするときには

毎回「マヨネーズをください」と

言っていました。

 

忙しいお店ではありましたが

週4,5くらいで通っていると

スタッフも僕の顔を

覚えていてくれて

マヨネーズと言わなくても

自然とマヨネーズが出てくるように

なりました。

 

 

あれから数年が経ち

学校も卒業し

就職して職場も変わったので

そのお店に行くことがなくなりました。

 

そして今日数年ぶりにそのお店に

行ったのです。

 

いつものように同じ定食を

注文するとたまたま当時

接客していたスタッフが

僕を接客しました。

 

最初は僕も気づかなかったのですが、

向こうは完全に気づいて

僕が「マヨネーズください」

と言うと

「うん」と思わず言っていました。

 

当時から接客態度は素晴らしく、

そんなため口のような接客は

なかったのですが、

思わずこぼれてしまった感は

僕にも伝わりました。

 

そしてそのあと厨房に

「○○定食1丁 マヨネーズ多めにつけてください」

という声が僕にも聞こえました。

 

僕はかなりのマヨラーなので

たまにマヨネーズをお代わりすることが

あったのです。

 

そんなことまで覚えているこのスタッフは

本当に神だ、素晴らしいと感動しました。

 

なんだかわからないですが、

どれだけ店を回すことができたとしても、

どれだけ料理を早く作ることができても、

この感動は越えられないと思います。

 

このスタッフは真に仕事ができる人では

ないでしょうか⁈

 

もし店を全然回せなくても

料理を作るのが遅くても、

この人は仕事ができる人では

ないでしょうか⁈

 

食べ終わるころには、

そのスタッフは厨房に入っていたので

会うこともなかったですが、

何か僕の感謝の気持ちを伝える

すべはないでしょうか⁈

 

こういう気持ちがわいてくる

彼の接客は本当に素晴らしいです。

 

そして僕は気持ちがいいです。

 

彼のような仕事ができる人に

僕もなりたいと思いますし、

彼を尊敬します。

 

給料で働いていて

しっかりと仕事をする人も

なかにはいます。

 

彼の仕事には

陰ながら応援していきたいなー

と思います。